◎松田
都市計画課公園緑地室長 松本委員がおっしゃるとおり、それぞれ使っておられた団体であるとか、もともと
公園でありますので、
一般の方が自由に使われているということでございます。その中で、今、
サウンディング調査であるとか、
利用実態をどうするかであるとか、
調整をしながらこんなものがいいのではないか、この
利用団体や
公園利用者の中から、こういうものをしてほしいということで
調整をして、そこに一番適切な、例えばバーベキューができるようにしてほしいであるとか、カフェを作ってほしいであるとかということ、事前に
利用調整をした上で、
場所も含めて、やっていくということでありますので、事前に
調整したあとで、そこの
部分について
整備をするということでございますので、その辺の
利用調整は事前に行われているということでございます。
先ほどの
私権の設定の話でございますけれども、その
部分については……。
○加藤誠一
分科会長 松田室長、今、
松本委員がおっしゃっているのは、新しい
制度の
検討事業で、その
検討の中で要は
私権が設定されるように思うけれども、そういったことを含めた
検討をするのかという御
質問です。
◎松田
都市計画課公園緑地室長 もちろん、
検討はその中でしてまいります。
◎辻野
土木交通部技監 今の
説明について補足をさせていただきます。
まず
Park−
PFIは、もともと都市
公園法に設定された
設置管理制度の延長でございまして、
私権ではなくて、いわゆる設置管理許可、占用許可のような行政行為としての占用をさせる行為ですので、そこには
私権は働かないということでございます。いわゆる設置管理許可として、より
公園を魅力的にどうしていくかという議論の延長で、この
事業をさせていただいております。ただし、募集をするときには自由に募集をしてもらうのではなくて、丁寧にサウンディング、それから広域
公園協議会での
利用者の
意見も踏まえて、ここで例えばバーベキューですとか、そういった運営等をやっていただくということを我々がしっかり設定して、併せて園路、広場等の
整備をしていただく、我々として公共的な
整備をしていただくというような条件として設定いたしますので、いわゆる
公園を総合的に魅力アップしていくということでやらせていただこうと思っております。
◆
松本利寛 委員 公園利用者の利便性が向上して、
公園をより魅力的にするということについて、全く否定するものではないし、大事なことだと思うのですけれども、
公園を利用される方とそこで営業されている方の、言ってみたら営業権みたいなものが存在するとしたら、そこが衝突をしないような
調整は、きちんとやっておく必要があるのではないかということを申し上げています。そのことをきっちりやらないと様々なトラブルになったり、
公園利用が言わば制限されるような事態になった場合には、これは逆効果ではないでしょうかということを申し上げているので、そこは
検討の段階からお願いしておきたいと思います。
それからもう1つ、
県営住宅のほうは、今
PFIの
検討段階だと思うのですが、いわゆる
PFIが有利であるという検証は、
PFIの契約
期間の
トータルのお金の問題かと思います。これは、10年、20年たってみないと分からないということではなしに、やはり
建設単価と
管理運営、今、
指定管理ですけれども、
PFIにすれば
指定管理の
部分も
PFIになるわけですから、その
トータルの
期間のもう少し精査をしていく必要があるのではないかなと。この
コストの問題等を含めて、何か
PFIが全部最初から有利ですよということにはなり得ないのではないかというふうに思うので、そこのところはきっちり検証してほしいなというふうに思います。
○
九里学 副
分科会長 今の186ページの
公園管理費および
単独都市公園事業費の
部分で、以前にもこの
委員会で2回ほど言わせていただいたと思うのですけれども、コロナ禍で、特に湖岸緑地周辺に、土日は県外からもたくさん来られて、キャンプブームや、アウトドアブームも手伝って、この新しい生活様式という中で、この
公園の在り方というのが非常に変わってきているし、もう既に、
予算化をそういう調査も含めてやっていただいていますが、より変容していくのではないかなというふうに思っています。
その中で、昨年から今年にかけて、いわゆる世界都市
公園会議――ワールドアーバンパークスの全世界的な見地から、もう
公園だけではいけないと、いろいろな会議で言われています。
公園に
プラスアウトドアのオープンスペース、そしてナチュラルパワーという自然の力、これから
公園はその3つを持っていかないといけないというようなグローバルな時期に来ているというふうに思います。今回この
Park−
PFI方式を入れることに異論はないのですが、ぜひ、そうしたグローバルな見地で、ワールドアーバンパークスが提唱されている、そういうものをこの
滋賀県、琵琶湖周辺は特に国定
公園になっていますので、そういう視点で、やはり
滋賀県政として取り組む必要があると思いますので、私はそれについて提唱をしておきたいと思います。もし何かあればよろしくお願いします。
◎松田
都市計画課公園緑地室長 御
指摘のとおり、コロナ禍以降、身近な自然の源としてとか、運動不足の解消であるとか、ストレス緩和、その他、新たなそういうレクリエーションの場として、いろいろ利用が増えました。そういうことも含めて、今年度から
検討をしておりますけれども、来年度も含めて、
公園協議会の中でどうしていくかとか、特に湖岸緑地については、注目の的でもありますので、
Park−
PFIだけではなくて、いろいろな取組も含めて、
検討していきたいと思っております。
○
九里学 副
分科会長 当然、災害避難所というか、そういう見地も今までからあるのですが、
プラスこの感染初期から中期、また都市封鎖のロックダウンという、その段階的な
部分で、
公園の在り方というものを
考えていくという側面も必要だと思いますので、そういう側面も含めて、来年度、新たに都市
公園の
検討をしていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
◆
松本利寛 委員 全ての
公園でそういうことが起きるというふうには
考えられませんけれども、
公園の周辺で既に様々な
事業、店を出しておられます。そうしたときに
公園の中に競合するようなものが設置されたら、やはりその周辺の人が困るのではないかなと思います。そういうことについても、やはり周辺の
状況も含めて
調整をすることが、ある意味では大事ではないかなという気がしますので、
検討の段階でそういうことが仕組まれるように、
地域の
人たちの声や思いも反映するような
制度にしていただけないかなというふうに思うのです。
2 議第9号
令和3年度
滋賀県
土地取得
事業特別会計
予算のうち
土木交通部所管部分について
(1)
当局説明 小谷土木交通部次長
(2)質疑、
意見等 なし
閉会宣告 11時10分
県政記者傍聴:日経
一般傍聴 :なし...